どうも、京都屋のナカノです。
この セイコーロードマーベル 36000 綺麗でしょ!
このロードマーベル36000という時計は、1967年に高振動機械が搭載され登場します。
諏訪精工舎製キャリバーナンバー5740C搭載。
当時の最高級機グランドセイコーとキングセイコー同様の36000振動、搭載した時計です。
昔から欲しかった時計の一本です!
そんな時計を買い取り依頼が来たと思ったら!!
メッキがボロボロ状態・・・・・。
でも・・・・機械も綺麗・・・・・アラビア数字のインデックスと絹目のダイヤルも綺麗!
駄目だ・・・・・これは仕事だ!
採算の合わない事はしてはならない。
しかし!
ここで買取を断れば、この時計は・・・・・何処でどうなるのか・・・?
これは 私に、いや違う!
京都屋に与えられた使命なのだ!
採算ど返し!
スペシャル化粧直し決定!
という事で再メッキ加工だぁー!(思い切るのには、勢いが必要)
再メッキは、上から塗って完了! という程、簡単なものではありません。
一旦現在のメッキを全て綺麗に剥離したのち、再メッキを施します。
この剥離の作業は時計職人さんの腕が悪ければ、オリジナルの時計のシルエットを損なう最悪の結果となってしまいます。
再メッキも厚く塗れば良いという物でもありません。
厚く塗れば、重厚感は出ますが、本来のエッジ感が無くなり また本来のシルエットを損なう結果となります。
そして再メッキ加工は 決して安くありません。
今回は、ケース再メッキにオーバーホール!
見事復活しましたが!
採算合わない。
まー何とかなるさ。